非常に強い勢力となっている台風11号(ヒンナムノー)ですが、9月1日午前6時時点で、宮古島の南南東約200kmを南西に進んでいます。
現時点(1日午前6時)で、935hPa、最大風速50m/s (中心付近) ・最大瞬間風速も70m/s。
今後は発達しながら南西へ進み、再び猛烈な勢力に発達する予想となっているため、沖縄を中心とした周辺地域では注意が必要です。
また、今後の進路予想を見ると、北寄りに向きを変え、沖縄や九州に接近する可能性もあり、今後の動向が注目されています。
そこで今回は、「台風11号ヒンナムノー2022米軍ヨーロッパ韓国Windy予想進路!沖縄や九州への上陸の可能性は?」と題してご紹介していきます。
【追記】
※9月1日午後3時現在、920hPa、最大風速55m/s (中心付近) ・最大瞬間風速も75m/sと更に勢力を増しています。
※気象庁の予想も追加しました。
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台風11号ヒンナムノーの意味は?
今回の台風11号の名前「ヒンナムノー(Hinnamnor)」ですが、ラオスが提案した名称となっていて、2016年の台風26号限りで使用中止となった「ノックテン(意味:鳥)」に代わり付けられた名前だそうです。
大きな災害をもたらした台風などがあると、加盟国からの要請によって、その名前を以後の台風では使用しないように別の名前に変更することがあります。
出典:tenki.jp
台風の名称は、大きな被害をもたらしたものは、使用中止となることがあるそうで、今回の台風11号の勢力もかなり強く、その影響が心配されています。
ちなみに、今回の「ヒンナムノー(Hinnamnor)」は、国立保護区の名前が由来となっているそうです。
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台風11号ヒンナムノー2022米軍合同台風警報センターの予想
それでは、今回の台風11号の各国の進路予想を見ていきたいと思います。
まずは、「JTWC(米軍合同台風警報センター)」の予想から。

出典:JTWC
画像を見ると、「ISSUE TIME:31/1800Z」となっているのが分かると思います。
この意味は、「31日の18時00分」の意味で、世界標準時刻(協定世界時)で表示されています。
9時間を足すと日本時間となるので、「1日午前3時00分」となります。
ちょうど図の赤矢印「TY12W」が今回の台風11号「ヒンナムノー」を示しています。

出典:JTWC
予想進路を見ると、2日頃にかけて沖縄の南海上で動きが遅くなり、停滞気味な進路となっているため、その影響が長時間にわたり続くことが心配されています。
その後は、進路を北寄りに変え、5日18時(日本時間:6日午前3時)には九州へと接近する恐れもありますね。
今後の最新情報には注意が必要です!
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台風11号ヒンナムノー2022ヨーロッパ中期予報センターの予想
続いて、ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)の進路予想を見てみます。
1975年に設立された国際組織で、スーパーコンピューターによる予報精度は世界一と言われていますが、10日間予報となっているため、日が進むにつれて精度は落ちます。

Wed 31 Aug 2022 12 UTC(日本時間:31日21時)

Thu 01 Sep 2022 00 UTC(日本時間:1日9時)

Fri 02 Sep 2022 00 UTC(日本時間:2日9時)

Sat 03 Sep 2022 00 UTC(日本時間:3日9時)

Sun 04 Sep 2022 00 UTC(日本時間:4日9時)
予想進路を見てみると、やはり2日にかけてはスピードが遅いことが分かりますね。
やや停滞気味ですが、3日~4日にかけては徐々にスピードを上げ、北上しています。
九州へ接近することも考えられますし、今後の予想進路が心配ですね。
【追記】

Sun 04 Sep 2022 00 UTC(日本時間:4日9時)

Mon 05 Sep 2022 00 UTC(日本時間:5日9時)

Tue 06 Sep 2022 00 UTC(日本時間:6日9時)
前回と同じ4日9時の予想を見ると、ほぼ同じ状況ですね。
ですが、日時を進めていくと、5日9時~6日9時の時点でかなり九州に接近することが伺えます。
しかも、濃い緑色となっていて、勢力も強いまま接近するので注意が必要ですね。
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台風11号ヒンナムノー2022韓国の気象庁の予想
韓国の気象庁の予想も見ていきます。

出典:韓国気象庁
予想進路を見ると、各国の予想と同じですね。
北寄りに進路を変え、3~4日にかけて徐々にスピードが速くなっています。
さらに、その後は北東よりへと進路が変わり、日本時間の5日午後3時から6日午後3時にかけて九州の西よりを通過する予想となっています。
今回は勢力も強く、前線の影響で大雨となる可能性もあり、注意が必要ですね。
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台風11号ヒンナムノー2022Windyの予想
最後に、Windyによる予想を見ていきましょう。
こちらは、「ヨーロッパ中期予報センター」がモデルとなっています。
風の動きが分かりやすいですよね。
随時最新情報が見れますし、個人的にはこれが便利で一番好きですね。
予想進路を見ると、やはりスピードの遅さが見て取れます。沖縄と台湾の間の海上をウロウロしていて、4日くらいから徐々に北上し、6日にかけて九州へと接近、その後は日本海側へと進む予想となっています。
台風の目もはっきりしていますし、勢力もかなり強いですから、台風が接近する地域の方々は、最新情報に注意しましょう!
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台風11号ヒンナムノー2022気象庁の予想
日本の気象庁の予想も見てみたいと思います。

出典:気象庁(日本)
最新の情報を見ると、9月2日21時現在、下記の通りとなっています。
9月2日21時の状況 | |
---|---|
種別 | 台風 |
大きさ | – |
強さ | 非常に強い |
存在地域 | 石垣島の南約250km |
中心位置 | 北緯22度10分 (22.2度) 東経124度50分 (124.8度) |
進行方向、速さ | 北北西 ゆっくり |
中心気圧 | 945 hPa |
中心付近の最大風速 | 45 m/s (85 kt) |
最大瞬間風速 | 60 m/s (120 kt) |
25m/s以上の暴風域 | 全域 95 km (50 NM) |
15m/s以上の強風域 | 北西側 560 km (300 NM) |
南東側 330 km (180 NM) |
勢力は、945hPaと若干弱まっていますが、3日~4日にかけて再び強くなる予想(925~920hPa)が出ています。
最大瞬間風速も70m/sと想像も付かないくらいの強さとなりますので、進路にあたる先島諸島を始め周辺の方々には身の安全をしっかりと確保して頂きたいですね。
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台風などの災害時に必要不可欠なアイテム
台風を始めとする災害時に活躍するアイテムをいくつかご紹介しておきます!
↓進路にあたる地域の方は、しっかりと事前に対策をしておきましょう!
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まとめ
今回は、「台風11号ヒンナムノー2022米軍ヨーロッパ韓国Windy予想進路!沖縄や九州への上陸の可能性は?」と題してお伝えしてきました。
現時点ではスピードが遅く、沖縄の南海上を停滞していますが、勢力が強いため、離れていても高波や風雨の影響が懸念されています。
今後、再び沖縄や九州地方への接近も予想されていますので、周辺地域の方は、最新の台風情報をしっかりと把握して、身の安全を確保しましょう。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。