2021年10月8日の15時に、フィリピンの東海上で台風18号が発生しました。
この台風は超大型ということもあって注目されています！
週明け以降は西に進路を取り、台湾とフィリピンの間を通る予想となっていますが、超大型台風ということもあって、沖縄や先島諸島にも影響が出る可能性が高いと言われていて注意が必要です！
そこで、「台風18号コンパス2021米軍ヨーロッパ韓国Windy予想進路！沖縄や先島諸島への影響は？」と題して、ご紹介していきたいと思います！
台風18号コンパスの意味は？
台風18号の名前ですが、「コンパス」と名付けられています。
コンパス（Kompasu）は、2000年に台風委員会により制定された台風のアジア名（国際名）の1つで、順番は103である。命名国は日本で、「コンパス座」を意味する。
出典：Wikipedia
今回の「コンパス」は、日本が命名した名前なんですね！
台風の名前は、予め「140個」決められていますが、台風が発生する度に順番に名付けられています。
「コンパス」の意味は、【コンパス座】から命名されたそうですが、文房具の円を描く「コンパス」をかたどったものだそうで、方位磁針の「コンパス」ではないそうです。
ちなみに、これまでに「コンパス」と名付けられた台風は、
- 平成16年：台風9号
- 平成22年：台風7号
- 平成28年：台風11号
そして、今回の台風18号で4つ目となります。
台風18号コンパス2021米軍合同台風警報センターの予想
では、台風18号の各国の予想進路等を見ていきたいと思います。
まずは、米軍合同台風警報センター（JTWC）の予想進路から。
出典：JTWC
この図を見ると、「ISSUE TIME：09/0600Z」となっているので、日本時間の9日15時。
米軍の予想だと、まだ完全に台風の発生とはなっていませんが、「24時間以内に台風に発達する状態」の赤丸となっているので、最新情報が更新されたら追記します。
そして、日本の南に2つ並んだその赤丸の左が93W・右が94Wとなっていますね。
そのさらに左にある「TS 22W」となっているのが、台風17号（ライオンロック）なので・・・あれ？
1つ増えていませんか？
【台風18号】超大型の台風18号（コンパス）は週明け以降、西に進む予想です。沖縄からは離れて通るものの、超大型ということで影響が出てきますので、油断が出来ません。https://t.co/zhRFx4kKCc pic.twitter.com/uH3N9db9Qd
— ウェザーニュース (@wni_jp) October 9, 2021
このツイートにある図から推測すると、
台風18号はおそらく左の93Wなので、右の94Wは・・・台風19号のたまごでしょうか？
さらに、JTWCの図を見ると、その右にも黄色で記された95Wの文字があるので、台風20号のたまごということになるかもしれません・・・
今の日本の南海上は、台風の発生しやすい状況にあるということが分かりますよね！
【追記10/11】
出典：JTWC
やはり最新情報を見ると、右にあった黄色で示されていた95Wは台風19号へと変わっていますね。
今後の予想進路
予想進路を見ると、まだ予想円がないですよね。
出典：JTWC
最新情報が更新されたら追記したいと思います。
【追記10/11】
最新情報を見ると、北西から西寄りに進路を変え、そのまま台湾とフィリピンの間を通ってベトナムやラオスへと向かって行きますね。
出典：JTWC
台風18号コンパス2021ヨーロッパ中期予報センターの予想
続いて、ヨーロッパ中期予報センターの予想進路を見ていきます。
ちなみに、ヨーロッパ中期予報センターは、スパコンによる気象予報であり、「世界一の数値予報精度」と言われています。
EUの国々が資金を出し合って、農業用に開発されてきた歴史ある気象機関なんです。
そのため、長期予想を得意としていて、10日予想となっています。
Sat 09 Oct 2021 00 UTC（日本時間：9日午前9時）
Sun 10 Oct 2021 00 UTC（日本時間：10日午前9時）
Mon 11 Oct 2021 00 UTC（日本時間：11日午前9時）
Tue 12 Oct 2021 00 UTC（日本時間：12日午前9時）
予想進路を見てみると、徐々に台風が発達しながら西よりに進んで行き、台湾の近くまで来ると、フィリピンとの間を抜けて行く予想ですね。
沖縄への上陸等のおそれはなさそうですが、先島諸島は台風の北側に当たるので、その影響がどのくらいになるのか心配ですね。
また、台風の大きさは「超大型」とあったように、図からもそれが見て取れます。
そのため、直接の影響がなかったとしても、風雨や波も高くなり、海は大荒れとなるでしょうから、注意が必要です！
台風18号コンパス2021韓国の気象庁の予想
そして、韓国の気象庁の予想進路です。
出典：韓国気象庁
これを見ると、北西から徐々に西寄りに進路を変えています。
沖縄や先島諸島への影響が一番出そうなのは、図から判断すると、日本時間の11日午前3時～11日午後3時くらいでしょうか？
出典：韓国気象庁
また、台風の勢力は、最大でも985hPaとなっていて、台風16号の時ほどは、強くなさそうです。
台風18号コンパス2021Windyの予想
最後にWindyの予想進路です。
「windy」はチェコの気象機関です。
こちらは常にリアルタイムに台風の動きが分かるので、面白いですよね！
パイロットや政府機関にもよく利用されているサイトとなっていますよ。
海水温も載せておきましたが、日本の南海上は30度以上の海域ばかりですよね・・・
今後どれだけの台風が発生するのか、ちょっと心配です。
まとめ
今回は、「台風18号コンパス2021米軍ヨーロッパ韓国Windy予想進路！沖縄や先島諸島への影響は？」と題して、見てきました。
直接、沖縄や先島諸島へ上陸するといった影響はなさそうなんですが、「超大型」となっているので、注目されています。
出典：ウェザーマップ
強風域も広く、遠く離れていても、海ではうねりなど波も高くなる予想もあり、船舶などは十分な注意が必要です！
常に、最新情報を確認するようにしてください。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
