競馬界にはショックなニュースが飛び込んできました。
日米オークスを制したシーザリオが急死・・・
繁殖としても菊花賞馬エピファネイア、そして朝日杯FS馬リオンディーズにホープフルS・皐月賞馬サートゥルナーリアと3頭ものGⅠ馬を生み、そして3頭とも種牡馬入りしています。
そんな素晴らしいシーザリオがどんな馬だったのか簡単に振り返ってみたいと思います。
シーザリオのプロフィール
- 生年月日 2002年3月31日
- 毛色 青毛
- 血統 父:スペシャルウィーク 母:キロフプリミエール(母父:Sadler’s Wells)
- 馬名由来 シェークスピアの喜劇「十二夜」の登場人物名
- 戦績 6戦5勝 主な戦績:05優駿牝馬(GⅠ)、05アメリカンオークス(GⅠ)
- 近親馬 ミレニアムダンサー、プロトン
- 産駒 トゥエルフスナイト、ヴァイオラ、エピファネイア、ロザリンド、クローディオ、リオンディーズ、グローブシアター、シーリア、サートゥルナーリア、ファーストフォリオ、ルペルカーリア、シーザリオの20
これまでの産駒の頭数は12頭。勝利数は28勝。重賞勝利数9勝。GⅠ競争勝利数5勝。と素晴らしい繁殖成績を上げています。
先日、未勝利戦を勝ちあがったルペルカーリアも評価は高かったので、今後が注目されますね。
ちなみにお腹の中には5月1日に出産予定だったロードカナロア産駒がいました。
おそらく、お腹の中の仔も亡くなられているでしょうし、シーザリオの20が最後の産駒となりますね。
シーザリオの戦績
シーザリオはキャロットクラブで募集総額1400万円、一口当たり3万5千円で募集されていました。
通算成績は6戦5勝。JRA賞最優秀3歳牝馬(2005年)、JRA賞最優秀父内国産馬(2005年)
重賞勝利はフラワーC(GⅢ)、日・米オークス(GⅠ)の3勝。
唯一の敗戦は、桜花賞でラインクラフトの2着に敗れていますが、着差はアタマ差でした。
アメリカンオークスを制した時の映像ですが、 当時は鳥肌が立つほど興奮したことを覚えています。
「Japanese SuperStar Cesario!(ジャパニーズ スーパースター シーザリオ)」
この実況は忘れられません・・・
角居調教師のインタビュー
昨年、サートゥルナーリアを宝塚記念に送り出す角居調教師が日刊スポーツの取材に応えていた際のインタビュー動画ですが、シーザリオについて語っていらっしゃいます。
【角居師シーザリオを語る】
出典:極ウマ日刊スポーツ
シーザリオの訃報にSNS上の反応
- 競走馬としても母としても名牝という稀有な存在。
- シーザリオの死は日本の競馬にとって大きな損失。 競走馬としても繁殖牝馬としても日本トップの成績を残してくれた偉大な名馬でした。
- シーザリオ角居先生勇退の日に・・・。
- シーザリオは怪我が無ければどんな凄い成績を残してたんだろう。
- シーザリオ自体も相当な強さだったけどお母さんとしても日本競馬に大きな影響与えた名牝でした。
- 自身の日米オークス制覇も偉業だし、息子が3頭G1勝ちというのもすごいの一言だった。
- 名馬であり、それ以上に名繁殖牝馬だった。
引用:Twitterより
やはりシーザリオの素晴らしさが伝わってきますね。
ファンも多かったでしょうし、ショックを受けている方も多いですね・・・
怪我が無ければどんな馬になっていたのか、競争馬としても繁殖としても素晴らしい馬でしたし、本当に残念でなりません。
名牝シーザリオ急死・・・まとめ
角居調教師が勇退というまさにその日に訃報が入ってきました。
シーザリオの急死は、競馬界にとっては本当に大きな損失でしょうし、19歳ということなので繁殖としてはあともう僅かで引退だったかもしれません。
しかしながら、さらに名馬を輩出できていたかもしれないかと思うと残念でなりません。
安らかに・・・合掌。
※馬画像、コメントはクラブホームページ(キャロットクラブ)より許可をいただき掲載しています。