女子高校野球の日本一を決める「第25回全国高校女子硬式選手権大会」の決勝戦が、史上初めて「甲子園」で行われました。
その決勝戦では、2018年の「ジャイアンツカップ」で優勝投手となり、話題となった神戸弘陵学園高校の島野愛友利選手が登場とあって注目を集めていましたが、最終回にマウンドに上がり、見事に高知中央高校を抑え、胴上げ投手となりました!
そこで今回は、「島野愛友利(神戸弘陵)の出身中学や高校での経歴は?兄弟や両親など家族構成も紹介!」と題して、お伝えしていきます。
島野愛友利のプロフィール
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まずは、島野選手のプロフィールをご紹介していきます。
- 名前:島野 愛友利(しまの あゆり)
- 生年月日:2004年2月20日(17歳)
- 出身地:大阪府大阪市
- 身長:163cm
- 体重:55kg
- ポジション:投手
- 投打:右投左打
- 家族構成:父・母・兄2人・本人
- 出身小学校:大阪市立堀江小学校(西ファイターズ)
- 出身中学校:大阪市立堀江中学校(大淀ボーイズ)
- 在学高校:神戸弘陵学園高等学校
島野愛友利の出身小学校
島野選手の出身小学校は、大阪市立堀江小学校です。
島野選手は、小学2年生の頃に2人のお兄さん達が野球をやっていたことがきっかけで野球を始めました。
その当時、大阪市西区の少年野球チーム「西ファイターズ」に所属していて、同学年には他に女子選手はいませんでしたが、6年生になると主将としてチームを引っ張る存在でした。
小学校時代は、男女の体力や筋力差もまだそこまで大きくない為、女子選手の活躍も珍しくありません。
しかし、中学生になるとに男子選手のほう体力面や筋力面で優位になるため、女子選手としての活躍の場を考え、ソフトボールへの転向も考えていたそうです。
島野愛友利の出身中学校
島野選手の出身中学校は、大阪市立堀江中学校です。
小学校卒業後は、堀江小学校から近い堀江中学校に進学。
野球も続けていて、兄が在籍していた大阪市北区の硬式野球チームの「大淀ボーイズ」に所属します。
「大淀ボーイズ」には島野選手以外に女子選手はいなかったそうで、「何度も心が折れかけた」とコメントしています。
そして、想像していたように徐々に男子選手との体力面での差が開き始め、1年生の冬にはランメニューに付いていけなかったそうです。
また、2年生になっても試合に出ることが出来ず、3年生になるとさらに男子選手との体格差を感じていたと言います。
「やっぱり力ではどうやってもかなわない。私には速い球を投げたり、打球を遠くまで飛ばすことはできないんだって落ち込みました。そんなときにメジャーで活躍する上原(浩治)選手を見て、速さだけじゃない投球術のヒントをもらった。力がダメなら、力以外の部分を徹底して伸ばしてみたらどうだろうと」
出典:exciteニュース
上記のコメントの通り、どうしても男子選手には力では叶わないので、それならば「力以外の部分を徹底的に伸ばそう」と考え、打撃に見切りをつけ、投手に専念。
投手としての力を伸ばすために、速球以外の練習に打ち込んできたとそうです。
そして、厳しい練習にも耐え、3年生の春と夏にはなんと背番号「1」というエースナンバーを背負うことになります。
これまでの努力が実を結び、男子投手との二枚看板として「ジャイアンツカップ」へと挑み、決勝戦では最終回に抑えで登場し、一死満塁というピンチを乗り越えて優勝。
当時は「胴上げ投手」として話題となっていましたね!
ちなみに、中学3年時には最高球速123㎞/hをマークしています。
島野愛友利の出身高校
島野選手が在学している高校は、神戸弘陵学園高等学校です。
高校では男子選手と一緒の部活では、規定によって女子選手は公式戦に出場できないことから、女子硬式野球部のある神戸弘陵学園高校に進学しています。
ちなみに神戸弘陵高校の女子野球部は、2016年に創部3年目で全国優勝を達成。
それ以降、春の選抜大会では2回、夏の選手権大会でも1回の優勝経験があり、女子高校野球の強豪校です。
そんな強豪校で、1年生の時から早くも主戦を任されていたそうで、それだけ大きな期待を受けていたということでしょうね。
2021年3月の春の選抜大会では、島野選手は3番エースで出場しましたが、惜しくも準決勝で敗退しています。
ですが、今夏の選手権大会では、5年ぶり2度目の優勝を狙って決勝戦まで勝ち進み、「甲子園」で行われたその決勝戦では、最終回の7回に抑えで登場。
そこで、相手の高知中央を三者凡退に抑えこんで見事に「優勝」し、胴上げ投手となりました!
以前、こんなコメントを残しています。
「甲子園はやっぱり特別で、あこがれの場所。・・・女子でも野球はできるけど、他のスポーツと違って男子の全国大会に並ぶ舞台というものが女子野球にはないんです。女子にとっての甲子園のような場所をつくりたくて、そのためにはもっと注目を集めて女子野球の人気を増やすしかない」(一部抜粋)
出典:exciteニュース
「女子にとっての甲子園のような場所をつくりたい」とコメントしていたことが、現実のものとなり、そこで見事に「優勝」。
こんな素晴らしいことはないですよね!
島野愛友利の両親(父・母)や兄弟など家族構成は?
島野選手の家族構成ですが、ご両親と兄2人がいます。
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ちなみに、5つ上の兄の島野凌多さんは、野球の強豪校の大阪桐蔭高校の出身で、甲子園に出場もしています。
その後、龍谷大学でも野球部の主将として活躍していました。
また、2つ上の兄の島野圭太さんも野球の強豪校である履正社高校の出身で、2019年に春・夏の甲子園に出場。
高校卒業後は、帝京大学野球部で内野手としてプレーをしています。
兄妹3人とも甲子園出場は凄い!
ちなみに、緊急事態宣言中は、グラウンドでの練習が出来なかったので、兄妹3人で近くの公園に行き、自主練をしていたそうです。
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仲の良い兄妹ですよね♪
また、島野選手の母の島野英佳さんは、ジャイアンツカップ優勝後に「女の子としては育ててない。三男的な感じ。野球しか続かなかった」とコメントを残されています。
島野選手の父親に関しては、情報がなかったので、分かり次第追記したいと思います。
まとめ
今回は、「島野愛友利(神戸弘陵)の出身中学や高校での経歴は?兄弟や両親など家族構成も紹介!」と題して、お伝えしてきました。
女子硬式野球では、史上初めて決勝戦が「甲子園」で行われた歴史的な大会で、見事に島野選手が胴上げ投手となりました。
今後の島野選手の進路も気になるところですが、更なる活躍を期待しています!
最後までご覧いただき、ありがとうございました。