山口尚秀(四国ガス)のプロフィールや経歴は?出身中学や高校や障害についても紹介!

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スポーツ

パラリンピックの競技の中で「花形競技」の1つとして挙げられる「水泳」

その水泳で金メダル候補として名前が挙がっていたのが山口尚秀選手です。

出場種目の100m平泳ぎでは、既に2年前に世界記録を樹立していて、今大会でもその100m平泳ぎで金メダルを獲得できるか注目されていましたが、本日見事に金メダルを獲得!

しかも、世界記録を更新するという素晴らしい結果となりました。

そこで、今回は山口尚秀選手のプロフィールや経歴、出身高校や障害についても紹介したいと思います!

山口尚秀のプロフィールや経歴

山口選手のプロフィールや経歴を見ていきます。

  • 名前:山口 尚秀(やまぐち なおひで)
  • 生年月日:2000年10月28日
  • 年齢:21歳(2021年8月現在)
  • 出身:愛媛県今治市
  • 身長:187㎝
  • 体重:85kg
  • 所属:四国ガス

身長・体重を見ると、外国人選手にも引けを取らない大きな選手ですね。

足のサイズも30cmあるそうですよ!

その大きな体を存分に使ったダイナミックな泳ぎが山口選手の強みでしょうか?

山口選手が水泳を始めるきっかけとなったのは、保育園に通っていた3歳の時、「知的障害を伴う自閉症」と診断されたこと。

公園で遊んでいても他の子供を押しのけたり、パニックを起こしたりと大変な日々を送っていたようです。

最初は、祖父母とともに歩行浴に通って水に親しみ、その後小学校4年生からスイミングスクールに通い始めました。

そして、高校1年生の時に全国障害者スポーツ大会でメダルを獲得し、本格的に競技を始めると、2019年には18歳で世界パラ水泳に出場するまでに成長。

そこで、なんと100m平泳ぎで世界新を出して優勝するという快挙を達成!

さらに、翌年の2020年11月には100m平泳ぎで世界記録を更新し、今後の活躍が期待されていました。

ちなみに、山口選手の名前「尚秀」は、ちょうど山口選手が生まれた2000年に開催されたシドニーオリンピックの女子マラソンで金メダルを獲得した高橋尚子さんと、当時巨人に在籍していた松井秀喜さんが大活躍した年で、その2人から一文字ずつ取って付けられたそうです



山口尚秀選手の主な成績

 

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山口選手の主な成績は以下の通りです。

種目:知的障害クラス(SB14・S14・SM14)

※SB:平泳ぎ/S:自由形・背泳ぎ・バタフライ/SM:個人メドレー

◆2019年:世界パラ水泳選手権大会(イギリス)

  • 100m平泳ぎ 優勝(世界新記録)
  • 100m背泳ぎ 16位
  • 200m個人メドレー 17位
  • 100mバタフライ 8位

◆2019年:ジャパンパラ水泳競技大会(神奈川県)

  • 100m平泳ぎ 優勝
  • 50m自由形 2位
  • 100m背泳ぎ 5位

主な成績を見ても分かるように、世界大会ともなると平泳ぎ以外はまだ実力不足のようですが、そこは20歳ですから、今後の成長が楽しみですよね!

今大会でもまだ200m個人メドレーが残っていますし、金メダルを獲得した勢いのまま好結果を期待したいです!



山口尚秀の学歴(出身中学・高校)

山口選手は、小学校から高校まで今治特別支援学校に通われていました。

この学校は、小学部・中学部・高等部に分かれています。

山口選手は、プロフィールのところでも紹介しましたが、高校1年生の時に岩手で開催された全国障害者スポーツ大会で優勝しています。

その年の冬から選手コースで健常者の高校生と一緒に週6の練習を開始しました。

それがその後の世界パラ水泳での優勝や世界記録樹立に繋がったわけですね。

高校卒業後は、大学に進学はせずに地元の今治市役所に就職しています。

ですが、より水泳を練習できる環境を求め、2019年12月に現在の所属先である四国ガスへ転職しました。

その四国ガスでは、伝票の入力作業などの仕事をしながら、週5日プールへ通っているそうです



山口尚秀の知的障害とは?

山口選手は、プロフィールのところでも紹介したように、3歳の頃に「知的障害を伴う自閉症」と診断を受けています。

会話する能力や言語が年齢相当より遅れがちで、コミュニケーションを取ることが苦手、さらに元々こだわりの強い性格だったそうで、それもあって公園で他の子供を押しのけたり、パニックを起こしていたそうです。

ですが、山口選手が水泳にのめり込むように練習に取り組んでいる姿を見て、母親の由美さんは「この子には、この子のスピードがある」障害を個性として受け止め、一人ひとりの良い面を伸ばすことを教育理念としている特別支援学校を選ばれたそうです。

また、会話やコミュケーションを取ることが苦手とありましたが、家でも自分の心情を滅多に口に出さないんだとか

ですが、大会後のインタビューなどで「障害者スポーツを知ってほしい」と答える姿を見る度に、家族は驚かされると言います。

障害を抱えながらも、山口選手は水泳と共に日々成長をしているということでしょうね。



まとめ

今回は、東京パラリンピックの水泳の100m平泳ぎ(SB14)で金メダルを獲得し、さらに世界記録を更新した山口尚秀選手について紹介してきました。

「障がい者スポーツの発展に貢献していきたい」と自分のことだけでなく、常に周りのことも考えてコメントをしている山口選手は本当に素晴らしいですよね。

今後のさらなる活躍を期待したいと思います!

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました

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