今週の11月5日(金)・6日(土)にアメリカ競馬の祭典である「ブリーダーズカップ・ワールド・サラブレッド・チャンピオンシップ」が開催されます!※日にちは現地時間(日本時間は6日・7日)
様々なカテゴリーのチャンピオンを決めるレースとなっていて、今年はアメリカのデルマー競馬場を舞台に、日本馬も7頭が出走します!
どんな競馬を見せてくれるのか楽しみな2日間となりそうです。
そこで、今回は、「ブリーダーズカップ2021の放送は日本時間で何時から?テレビ中継や出走する日本馬は?」と題して、情報をお伝えしていきたいと思います!
ブリーダーズカップとは?
まずは、「ブリーダーズカップ」について概要を簡単にご紹介していきます!
ブリーダーズカップの概要
1970年代後半から始まっていた競馬人気の下降を食い止め、アメリカ競馬サークル内に活気をもたらすために創設された。提案者はケンタッキー州ゲインズウェイ・ファームのジョン・ゲインズ。1日に多くのG1競走を行なう競馬の祭典という趣旨の開催である。名称は、創設当時は優勝賞金がブリーダー(生産者)の資本から拠出されていたことに由来する。
出典:wikipedia
アメリカ競馬の祭典というだけあって、2日間でなんと「13」ものG1レースが行われます。
その賞金額は世界でもトップクラスを争う高額の賞金が提供されることもあり、アメリカ国内に限らず様々な国や地域から有力馬が集う祭典となっています。
以下は2021年の開催予定レース一覧です。
- 1日目
施行 | 競走名 | 格 | 出走条件 | 施行コース | 総賞金額 |
---|---|---|---|---|---|
第6競走 | ブリーダーズカップ・ジュヴェナイルターフスプリント | G2 | 2歳 | 芝5f | 100万ドル |
第7競走 | ブリーダーズカップ・ジュヴェナイルフィリーズ | G1 | 2歳牝馬 | ダート8.5f | 200万ドル |
第8競走 | ブリーダーズカップ・ジュヴェナイルフィリーズターフ | G1 | 2歳牝馬 | 芝8f | 100万ドル |
第9競走 | ブリーダーズカップ・ジュヴェナイル | G1 | 2歳牡馬騸馬 | ダート8.5f | 200万ドル |
第10競走 | ブリーダーズカップ・ジュヴェナイルターフ | G1 | 2歳牡馬騸馬 | 芝8f | 100万ドル |
- 2日目
施行 | 競走名 | 格 | 出走条件 | 施行コース | 総賞金額 |
---|---|---|---|---|---|
第4競走 | ブリーダーズカップ・フィリー&メアスプリント | G1 | 3歳以上牝馬 | ダート7f | 100万ドル |
第5競走 | ブリーダーズカップ・ターフスプリント | G1 | 3歳以上 | 芝5f | 100万ドル |
第6競走 | ブリーダーズカップ・ダートマイル | G1 | 3歳以上 | ダート8f | 100万ドル |
第7競走 | ブリーダーズカップ・フィリー&メアターフ | G1 | 3歳以上牝馬 | 芝11f | 200万ドル |
第8競走 | ブリーダーズカップ・スプリント | G1 | 3歳以上 | ダート6f | 200万ドル |
第9競走 | ブリーダーズカップ・マイル | G1 | 3歳以上 | 芝8f | 200万ドル |
第10競走 | ブリーダーズカップ・ディスタフ | G1 | 3歳以上牝馬 | ダート9f | 200万ドル |
第11競走 | ブリーダーズカップ・ターフ | G1 | 3歳以上 | 芝12f | 400万ドル |
第12競走 | ブリーダーズカップ・クラシック | G1 | 3歳以上 | ダート10f | 600万ドル |
なお、開催競馬場は、持ち回りで変わるらしく、昨年2020年はキーンランド競馬場、2019年はサンタニアパーク競馬場、そして、2022年はキーンランド競馬場で行われる予定となっています。
今回のデルマー競馬場は、2017年以来2度目の開催。
ブリーダーズカップの賞金
ブリーダーズカップの賞金を見てみると、上記のレース一覧にも記載されていますが、
各レースの総賞金額は100万ドル~600万ドルとなっていて、ブリーダーズカップ・クラシックが最高賞金総額の600万ドルとなっています。
日本円にすると、6億円を超えます!
ちなみに、1着馬の賞金は、2020年を参考にすると、
312万ドル=3億5千568万円です。(※1ドル114円で換算)
ただ、上には上がありまして、ドバイワールドカップの賞金総額は1200万ドル。
さらに、サウジカップは、なんと賞金総額2000万ドルですから、凄いですよね・・・
日本の賞金総額トップのレースは、ジャパンカップの6億4800万円となっています。
ブリーダーズカップ2021は日本時間の何時から?馬券購入は出来る?
ブリーダーズカップ2021の行われる時間ですが、今回は馬券対象となるレースのみをご紹介します。
11月7日(日)
【第7競走】ブリーダーズカップ・フィリー&メアターフ(G1 芝2200m 3歳以上牝馬)
- 発走予定時刻:5時59分(現地時間:6日(土)13時59分)
- 出走予定の日本馬:ラヴズオンリーユー(牝5歳 栗東・矢作 芳人厩舎)
【第9競走】ブリーダーズカップマイル(G1 芝1600m 3歳以上)
- 発走予定時刻:7時20分(現地時間:6日(土)15時20分)
- 出走予定の日本馬:ヴァンドギャルド(牡5歳 栗東・藤原 英昭厩舎)
【第11競走】ブリーダーズカップターフ(G1 芝2400m 3歳以上)
- 発走予定時刻:8時40分(現地時間:6日(土)16時40分)
- 出走予定の日本馬:なし
以上の3レースが馬券対象となります。
ブリーダーズカップ2021の発売方法や発売時間
馬券購入に関しては、ちょっと複雑な部分があります。
補欠馬の存在で時間が変わるようですね・・・
- インターネット投票:「即PAT会員」および「A-PAT会員」が対象となります。
- 発売時間:原則として11月7日(日曜)1時00分から発走予定時刻の2分前
上記は、11月6日(土曜)12時まで発売対象のいずれかのレースに補欠馬が残っていた場合の時刻となります。
それ以前に発売対象の全てのレースで補欠馬がいなくなった場合には、下記のとおり発売開始時刻を早めるとともに、UMACA投票(競馬場・ウインズ等)による発売を行う場合があります。
インターネット投票の発売開始時刻が早まる場合、またはUMACA投票での発売が可能となった場合は、随時JRAホームページでお知らせします。
補欠馬の頭数 発売方法・発売時間 インターネット投票(即PAT/A-PAT) UMACA投票(競馬場・ウインズ等) 11月5日(金曜)12時00分までに
発売対象の全てのレースの補欠馬が0頭となった場合
11月6日(土曜)
7時00分から発走予定時刻2分前(注1)
11月6日(土曜)
各事業所発売開始時刻から営業終了時刻
11月6日(土曜)12時00分までに
発売対象の全てのレースの補欠馬が0頭となった場合
11月6日(土曜)
19時30分から発走予定時刻2分前
発売なし 11月6日(土曜)12時00分まで
発売対象のいずれかのレースで補欠馬が残っていた場合
11月7日(日曜) 1時00分から発走予定時刻2分前(注2)
発売なし
注1:17時30分から19時30分は計算機のメンテナンスのため発売を一時中断します。 注2:準備ができ次第発売開始するため、0時00分から1時00分の間で早まる可能性があります。出典:JRA
詳しくは、JRAのHPで確認して下さい→JRA公式HP
ブリーダーズカップ2021のテレビ・ラジオ中継の放送予定は?
ブリーダーズカップのテレビ中継ですが、現時点で決定しているのは、BSグリーンチャンネルのみとなります。
BSグリーンチャンネル:11月7日(日)5:30~9:00(※無料放送)
ちなみに、勝馬投票券が発売されるフィリー&メアターフ、マイル、ターフの3レースを中心に放送されるそうです。
- スカパー! (BS) 、スカパー!プレミアムサービス (CS) 、スカパー!プレミアムサービス光では無料放送となります。
- ケーブルテレビでは、J:COM(ジェイコム)、CNCiグループ(一部を除く)で無料放送となります。その他、ケーブルテレビ局における無料放送についてはご加入のケーブルテレビ局までお問い合わせ下さい。
- グリーンチャンネルWebでは無料配信となります。※ご視聴いただくには、グリーンチャンネルWebへの「会員登録(無料)」が必要です。
- ひかりTV、auひかりでは無料放送を行いません。
出典:グリーンチャンネル
ラジオ中継に関しては、ラジオNIKKEI第1で放送があります。
ラジオNIKKEI第1:11月7日(日曜)5時30分~9時00分
ブリーダーズカップ2021に出走する日本馬は?
ブリーダーズカップに出走する日本馬は以下通りとなります。
出走時刻(現地時間と日本時間)も記載しました。
【ブリーダーズカップフィリー&メアターフ(G1)2,200メートル(芝)】
- ラヴズオンリーユー(牝5)栗東・矢作厩舎
出馬表はこちら!
発走予定時刻:現地時間 11月6日(土曜)13時59分(※日本時間 11月7日(日曜)5時59分)
【ブリーダーズカップマイル(G1)1,600メートル(芝)】
- ヴァンドギャルド(牡5)栗東・藤原厩舎
出馬表はこちら!
発走予定時刻:現地時間 11月6日(土曜)15時20分(※日本時間 11月7日(日曜)7時20分)
【ブリーダーズカップジュベナイル(G1)1,700メートル(ダート)】
- ジャスパーグレイト(牡2)栗東・森厩舎
出馬表はこちら!
発走予定時刻:現地時間 11月5日(金曜)16時50分(※日本時間 11月6日(土曜)8時50分)
【ブリーダーズカップダートマイル(G1)1,600メートル(ダート)】
- ジャスパープリンス(牡6)栗東・森厩舎
- ピンシャン(牡4)栗東・森厩舎
出馬表はこちら!
発走予定時刻:現地時間 11月6日(土曜)13時19分(※日本時間 11月7日(日曜)5時19分)
【ブリーダーズカップスプリント(G1)1,200メートル(ダート)】
- マテラスカイ(牡7歳 栗東・森 秀行厩舎)
出馬表はこちら!
発走予定時刻:現地時間 11月6日(土曜)14時38分(日本時間 11月7日(日曜)6時38分)
【ブリーダーズカップディスタフ(G1)1,800メートル(ダート)】
- マルシュロレーヌ(牝5)栗東・矢作厩舎
出馬表はこちら!
発走予定時刻:現地時間 11月6日(土曜)16時00分(※日本時間 11月7日(日曜)8時00分)
ブリーダーズカップ2021に出走した日本馬の結果一覧
11月6日(土)
- ジュベナイル(G1)/ジャスパーグレイト 10着
11月7日(日)
- ダートマイル(G1)/ジャスパープリンス 8着・ピンシャン 7着
- フィリー&メアターフ(G1)/ラヴズオンリーユー 優勝
- スプリント(G1)/マテラスカイ 5着
- マイル(G1)/ヴァンドギャルド 12着
- ディスタフ(G1)/マルシュロレーヌ 優勝
ラヴズオンリーユーとマルシュロレーヌの2頭が優勝!
特にマルシュロレーヌは、アメリカダートG1での優勝ですから凄いの一言。
【フィリー&メアターフ(G1)】ラヴズオンリーユー
LOVES ONLY YOU #ラヴズオンリーユー wins the G1 Filly & Mare Turf at the @BreedersCup! pic.twitter.com/bQN2oJ345b
— World Horse Racing (@WHR) November 6, 2021
【ディスタフ(G1)】マルシュロレーヌ
Japan are having a party at the @BreedersCup!
Another winner as MARCHE LORRAINE マルシュロレーヌ just gets there in the Distaff 🤯pic.twitter.com/KVutLKaVqF
— World Horse Racing (@WHR) November 6, 2021
そして、レースでの陣営の喜びと興奮が凄く伝わってきますね!
歴史的快挙ですから当然かもしれません!
🇯🇵 The Japanese connections’ reactions to the MARCHE LORRAINE #マルシュロレーヌ and LOVES ONLY YOU #ラヴズオンリーユー wins are even better with Titanic music 🤣🤣🤣@BreedersCup #BreedersCup pic.twitter.com/GgUDnB56ma
— World Horse Racing (@WHR) November 6, 2021
まとめ
この記事では「ブリーダーズカップ2021の放送は日本時間で何時から?テレビ中継や出走する日本馬は?」と題して情報をお伝えしてきました。
レースの時間やメディアでの放送日程は以下の通りとなっています。
「ブリーダーズカップ」
◇【発走時刻】日本時間
11月6日(土)
- 午前8時50分:ジュベナイル(G1)/ジャスパーグレイト
11月7日(日)
- 午前5時19分:ダートマイル(G1)/ジャスパープリンス・ピンシャン
- 午前5時59分:フィリー&メアターフ(G1)/ラヴズオンリーユー
- 午前6時38分:スプリント(G1)/マテラスカイ
- 午前7時20分:マイル(G1)/ヴァンドギャルド
- 午前8時00分:ディスタフ(G1)/マルシュロレーヌ
◇テレビ中継
- BSグリーンチャンネル:11月7日(日)5:30~9:00(※無料放送)
◇ラジオ中継
- ラジオNIKKEI第1:11月7日(日曜)5時30分~9時00分
※どちらも勝馬投票券が発売されるフィリー&メアターフ、マイル、ターフの3レースを中心に放送
今回は、7頭もの日本馬が出走することもあり、注目されていますね。
その中でも、今年のクイーンエリザベス2世カップ(GI)を制したブリーダーズカップフィリー&メアターフに出走するラヴズオンリーユーは海外2勝目となるか注目でしょう!
また、マテラスカイは2019年に同レースに出走し8着となっているので、今回はどこまで上位に食い込めるか。
そして、マルシュロレーヌは、ダートに矛先を変えてから大きく負けたのは、前々走の帝王賞(G1)のみ。初の遠征となるので不安はありますが、祖母はキョウエイマーチという良血ですし、上位争いをして欲しいですね!
その他にも今年のドバイターフで2着となったヴァンドギャルド、森厩舎の〇外アメリカ産馬の3頭ジャスパーグレイト・ジャスパープリンス・ピンシャンにも注目したいですね!
日本馬の活躍を期待したいと思います!
最後までご覧いただき、ありがとうございました。