東京パラリンピックの車いすテニスに出場している国枝慎吾選手と言えば、年間グランドスラム制覇5回、全豪オープン優勝10回、そしてパラリンピックは2004年のアテネ・2008年の北京・2012年のロンドンと3大会連続で金メダルを獲得している実力者です!
これほどの実績を持つ国枝選手には、スポンサーが何社も付いていますが、年収はどのくらいになるのか気になりませんか?
そこで今回は、「国枝慎吾選手の年収やスポンサーは?経歴やプロフィールも紹介!」と題して、お伝えしていきます!
国枝慎吾の年収は?
早速ですが、国枝選手の年収はどのくらいになるのでしょうか?
国枝選手は、2009年からプロの車いすテニスプレイヤーとして活動されていますが、主な収入源として挙げられるのは、
- スポンサー料
- 大会での賞金
- CMや雑誌等のメディア出演による出演料
- シグネチャーモデル等による印税
などでしょうか?
健常者のテニスの国際大会では、優勝賞金の額も億単位となることがあり、車いすテニスでも稼げると思っていたのですが、以前国枝選手が「賞金で生活するには、全ての大会で優勝しないと厳しい」とコメントされていたことがあります。
調べてみたところ、4大大会の1つである全豪オープンの優勝賞金は約600万円。
これが健常者のテニスだと優勝賞金が3億円、1回戦敗退でも約500万円の賞金が出るそうなので、ここまで差があるとは思ってもみなかったです。
ちなみに、2014~15年にグランドスラムを達成していた国枝選手ですが、年間獲得賞金は3000万円程度と言われています。
そして、その当時の推定年収は4~5000万円とも言われていて、それを考えると賞金以外の収入としてはCM出演やスポンサー料などを含めても2000万円程度と推測できます。
国枝慎吾のスポンサーは?
国枝選手のスポンサーに関してですが、
- HONDA
- BNYメロン
- オーエックスエンジニアリング・グループ
- 井上ゴム工業
- ANA
- 麗澤大学
- YONEX
- NEC
また、これ以外には、所属先のユニクロとはウェアやユニフォーム、ダンロップとはラケットなどのテニス用品使用契約、上記にあるANAは海外遠征時の移動手段のサポートもしています。
ちなみにスポンサーとの契約は年間契約のようで、その年に出場した大会等の成績などによっては変わる可能性も考えられます。
そう考えると、毎年しっかりと結果を出す必要もありますが、今以上に車椅子テニスが注目されることになれば、スポンサーの数もさらに増えるかもしれませんね。
国枝慎吾のプロフィールや経歴
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国枝選手のプロフィールを見ていきます。
- 名前:国枝 慎吾(くにえだ しんご)
- 生年月日:1984年2月21日
- 出身地:東京都
- 身長:173cm
- 体重:65kg
- 学歴:柏市立土中学校→麗澤高校→麗澤大学
- 所属先:ユニクロ
- プレイスタイル:右利き/片手バックハンド
- 世界ランキング:シングルス1位/ダブルス5位(ともに2021年8月現在)
国枝選手は、9歳の時に脊髄腫瘍による下半身麻痺のため車いすの生活となっています。
小学校6年生の時に、母親の勧めもあって「吉田記念テニス研修センター」で車いすテニスを始めたのがきっかけだそうですが、最初は車いすバスケをしようと思っていたそうです。
ですが、近くにはなかったこともあり、車いすテニスをすることに。
元々、車いすの操作も上手かったそうですが、当時から健常者の友達と一緒にスポーツを楽しむことも多く、それが「車いす操作」の上達に繋がっていたそうですよ。
それもあって、テニスの面白さにも嵌っていったようです。
麗澤高校へ進学すると、テニスの実力もメキメキと上達し、初めて海外遠征も経験。
その遠征で日本と世界のレベルの差に衝撃を受けたそうで、そのことから現在のコーチである丸山弘道さんからの指導を受け始め、17歳から本格的に競技に取り組んでくことに。
高校を卒業すると、麗澤大学に進学し、2003年のワールドチームカップに出場、日本チームの同大会初優勝に大きく貢献し、同年の「NEC全日本選抜車いすテニス選手権大会」男子シングルスでは、当時連覇を続けていた斎田悟司選手を破って初優勝を飾ります。
その後の活躍は目覚ましく、パラリンピックでは2004年アテネ大会のダブルス、2008年北京大会のシングルス、2012年ロンドン大会のシングルスでそれぞれ金メダルを獲得。
また、2006年のフェスピック(後のアジアパラ競技大会)でも金メダルを獲得し、同年10月には初の世界ランキング1位。
さらに、2007年には史上初となる車いすテニス男子シングルスの年間グランドスラム(全豪オープン、ジャパンオープン、ブリティッシュオープン、全米ウィールチェアの4大会を制覇)を達成するという快挙を成し遂げ、2009年からプロ転向。
国際大会では数々の優勝記録を更新していき、グランドスラム車いす部門では男子の世界歴代最多となる45勝を挙げています。(シングルス24勝/ダブルス21勝)
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世界ランキング1位も8回獲得。
国田慎吾の主な成績や受賞歴
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主な成績をまとめておきます。
【パラリンピック】
- 2004年:アテネ大会/ダブルス金メダル
- 2008年:北京大会/シングルス金メダル・ダブルス銅メダル
- 2012年:ロンドン大会/シングルス金メダル
- 2016年:リオデジャネイロ大会/ダブルス銅メダル
【主な国際大会での成績】
- 2003年:世界国別選手権(ポーランド)1位
- 2007年:世界国別選手権(スウェーデン)1位
- 2007・2009・2010・2014・2015年:年間グランドスラム
- 2018年:世界国別選手権(オランダ)1位
- 2020年:全豪オープン・男子シングルス 1位
- 2020年:全米オープン・男子シングルス 1位
これだけの実績を持つ国枝選手ですが、パラリンピックでは前回のリオではダブルスの銅メダルのみでしたから、今大会ではシングルスでの金メダルが欲しいところですよね!
また、これまで数々の賞も受賞している国枝選手なので、その凄さが分かると思います。
以下にその受賞歴も載せておきます。
- 2003年:東京運動記者クラブテニス分科会特別賞
- 2004年:千葉県民栄誉賞、柏市民特別功労賞、東京運動記者クラブテニス分科会最優秀賞
- 2007年:柏市スポーツ顕彰、バカラ・アスリーツ・オブ・ザ・イヤー、東京運動記者クラブテニス分科会最優秀賞、朝日スポーツ賞
- 2008年:日本テニス協会最優秀選手賞、千葉県知事特別賞、柏市民特別功労賞、毎日スポーツ人賞国際賞、東京運動記者クラブテニス分科会特別賞
- 2018年:GQ Men of the Year 2018 スポーツマン・オブ・ザ・イヤー賞
まとめ
今回は、車いすテニスの顔と言っても過言ではない国枝慎吾選手について、「国枝慎吾の年収やスポンサーは?経歴やプロフィールも紹介!」と題して、お伝えしてきました。
スポンサーに関しては、2008年北京パラのシングルスで金メダルを獲得したことがきっかけでメディアの注目を集め、国枝選手自らがプレゼンテーションに出向いたと言われています。
車いすテニスでのプロ転向の先駆者として、ここまで知名度を押し上げてきた国枝選手。
今大会でも注目種目となっていますし、是非シングルスでの金メダル獲得を見たいですね!
最後までご覧いただき、ありがとうございました。