北京オリンピック2022では新種目が7つありますが、その中で男女混合による団体戦は4つあります。
国際オリンピック委員会が推進している「オリンピックの男女参加率を平等にする」という考えのもと、男女混合種目は増えていて、今回のオリンピックでは合わせて9つの混合種目が実施される予定となっています。
その中で、今回はスノーボードクロス混合団体についてルールや日程や放送予定、日本代表の出場メンバーについても見ていきたいと思います。
スノーボード種目は若い世代に人気があり、注目されていますし、日本選手の活躍も目立ちますよね。
是非、最後までゆっくりとご覧くださいね。
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北京オリンピック2022スノーボードクロス混合団体とはどんな種目?
まずは、スノーボードクロスがどんな種目なのか見ていきましょう!
スノーボードクロスの概要
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スノーボードクロスは、スノーボードの競技の一つです。
名前の由来は、オートバイのモトクロスに似ている事からこの名が付いたそうで、自転車競技のフォークロスにも似ているとされています。
複数人で競技を行うので、接触や転倒も多く、「雪上の格闘技」とも言われています。
速い選手がそのまま勝つとは限らず、下位選手でも先行する選手のミスなどで一気に逆転することがあり、それが魅力でもありますね。
冬季オリンピックでは、2006年のトリノオリンピックから正式種目となっていて、男女混合は2012‐2013シーズンからワールドカップで採用されています。
それを踏まえると、競技の歴史としては10年ほどになるんですね!
ちなみに、2000年より「スノーボードクロス」の名称に統一されたそうですが、それ以前は「ボーダークロス」と呼ばれていたようです。
日本では商標の関係で改名された経緯があり、PSA(旧ISF)の正式種目名は「Snowboardcross」、FISの正式種目名が「Snowboard Cross」であるが、海外では今でも一般的にはボーダークロス(Boardercross/Boarder X)と呼ばれている。
出典:wikipedia
スノーボードクロス競技について
基本は複数人(一般的には4~6人)が同時に同じコースを滑走して着順を競い合うノックアウト形式。予選では1人ずつ滑りタイムを競う場合もある。
出典:wikipedia
基本的には、複数人が同時スタートしていかに早くゴールするかが求められますが、コースにはセクションやオブスタクルと呼ばれる構造物が設置されていて、コースを指示するために旗門も立てられています。
コースによって、セクションや旗門の位置は異なるので、難易度も変わりますし、速さはもちろんですが、カーブをいかにロスなく曲がりきるか、そしてコース取りなど他の選手との駆け引きなども着順に大きく影響してきます。
また、競技の性質から接触や転倒も多く、プロアマ問わず、ヘルメットやプロテクター着用のルールがあり、故意の妨害は反則となっています。
スノーボードクロスの魅力は?
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スノーボードクロスの魅力は、何といってもスピード感溢れるその迫力や、選手たちがタイムロスを避けるための際どいコース取りなど他の選手との駆け引きでしょう。
ちょっとしたミスで、順位が大きく変わってしまいますし、先ほどもちょっと触れたように「雪上の格闘技」とも言われていますから、目が離せませんよ!
スノーボードクロスの会場
今回の北京オリンピック2022で使われるスノーボードクロスの会場は、張家口ゾーンにある雲頂スノーパーク、通称シークレットガーデンです。
The winter wonderland of Genting Snow Park is looking ready for #Beijing2022! We can’t wait to see all the #snowboard and #freeski events that will take place on these slopes.
📸: Liu Xuzhong pic.twitter.com/m1AXntWEVX
— Beijing 2022 (@Beijing2022) February 14, 2020
雲頂スノーパークは既存のスキーリゾートだそうで、北京オリンピック2022ではフリースタイルスキーとスノーボードの会場となります。
パーク内には、フリースタイルスキー用のパークAと、スノーボード用のパークBの2つの会場があり、それぞれ7,500人の観客を収容できるそうですが、今大会の一般向けのチケット販売は中止となりました。
完全な無観客ではないようですが、迫力ある競技が目の前で見られないのは残念ですよね。
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北京オリンピック2022スノーボードクロス混合団体の日程やルールや放送予定は?
では、北京オリンピック2022でのスノーボードクロス混合団体の日程やルールを見ていきたいと思います。
北京オリンピック2022スノーボードクロスの日程
日程ですが、2022年2月12日(土)となっています。
ちなみに、試合開始時間ですが、準々決勝からのスタートとなるそうで、現地時間の午前10時から開始され、その30分後には準決勝が行われます。
そして、午前10時50分からは順位決定戦が行われる予定となっていて、その後ベスト4に残ったチームが決勝へと挑むことになります。
時間 | 種目 |
11:00~11:24(日本時間) | 男女混合団体戦スノーボードクロス予選(準々決勝) |
11:30~11:42(日本時間) | 男女混合団体戦スノーボードクロス準決勝 |
11:50~(日本時間) | 男女混合団体戦スノーボードクロス決勝 |
男女混合団体戦スノーボードクロス5位~8位決定戦 |
あっという間に決勝まで進むので、初代の金メダリストを見逃さないようにしましょう!
北京オリンピック2022スノーボードクロスの放送予定
現時点での地上波の予定は以下となります。
- 【地上波】:NHK生中継
- 【ネット配信】:インターネットライブ配信(NHK)
※新しい情報が分かれば追記していきます。
北京オリンピック2022スノーボードクロスのルール
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今回の北京オリンピック2022のスノーボードクロス混合団体ですが、1チーム各国男女1選手ずつの合計2人が競技に出場します。
まずは、第1走として男子選手たちが同時にスタートします。
1人目の男子選手がゴールした時点で2人目の女子選手がスタートし、2人の選手がゴールしたチームが勝利となるリレー方式になっています。
北京オリンピック2022では、準々決勝(予選)からのスタートとなりますが、1レースで4チームが競い合い、そのうちの上位2チームが準決勝に進むトーナメント方式です。
そして、その準決勝の各上位2チームが決勝に進出。
ちなみに、決勝戦はビッグファイナルと呼ばれるそうで、決勝での順位がそのまま総合順位となります。
「スノーボードクロス競技について」の項でも書きましたが、複数の選手が同時にスタートするため、接触や転倒も多く見られ、旗門から外れたり、故意な妨害は失格となっています。
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北京オリンピック2022スノーボードクロス混合団体の日本代表出場選手
今回の北京オリンピック2022のスノーボードクロス混合団体に出場する日本代表選手一覧です。
高原 宜希(たかはら よしき)
生年月日 | 1998年1月17日(24歳)※2022年1月23日現在 |
---|---|
所属 | Pasco SSC |
出身 | 福井県坂井市 |
オリンピック出場回数 | 初出場 |
中村 優花(なかむら ゆうか)
生年月日 | 2001年1月28日(20歳)※2022年1月23日現在 |
---|---|
所属 | 仙台大学 |
出身 | 青森県青森市 |
オリンピック出場回数 | 初出場 |
高原選手、中村選手ともにオリンピック初出場となりますが、高原選手は直近では、2021年12月のワールドカップ(W杯)オーストリア・モンタフォン大会で5位に入り、直後のW杯でも8位となっています。
また、中村選手は2019年の全日本選手権で優勝し、ワールドカップではこれまで14位が最高位です。昨年の2月に膝の大怪我をしていて、オリンピックが復帰レースとなるそうです。
どちらの選手も頑張ってもらいたいですね!
【追記】
日本チームは、中村選手のコンディションが整わなかったため、棄権となりました。
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まとめ
今回は「北京オリンピック2022スノーボードクロス混合団体のルールや日程や放送予定は?日本代表出場メンバーも紹介!」と題して情報をお伝えしてきました。
スノーボードクロスは、「雪上の格闘技」と言われるくらい迫力のある激しいスポーツです。
スピード感や選手たちの駆け引きが魅力でもありますし、その緊張感からも目が離せない競技となっていますよ。
是非、見てもらいたいですね!
最後までご覧いただき、ありがとうございました。