2021年夏の甲子園「第103回全国高校野球選手権大会」に出場している大阪代表の大阪桐蔭高校。
その強豪校で怪我や精神的な面でもがき苦しんだ3年間を過ごしてきたのが、関戸康介選手ではないでしょうか。
大阪桐蔭では、まだエースナンバーを背負うことはありませんが、小学生次第から注目を浴びてきた選手なので、その復活を待ち望んでいるファンも多いかと思います。
今回は、そんな関戸康介選手の「出身中学や小学校など経歴は?身長や体重などプロフィールを紹介!」と題して、ドラフトの可能性についても見ていきたいと思います。
関戸康介のプロフィール
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- 名前:関戸 康介(せきど こうすけ)
- 生年月日:2003年4月14日
- 年齢:18歳(2021年8月現在)
- 出身地:長崎県佐世保市
- 身長:178cm
- 体重:81kg
- ポジション:投手
- 投打:右投右打
- 50mタイム:6.2
- 遠投:110m
- 趣味:読書
- 好きな選手:今宮健太(ソフトバンク)
- 憧れの野球選手:野茂英雄
- 将来の夢:メジャーリーガー、ワールドシリーズMVP
関戸選手の名前である「康介」の由来は、水泳の北島康介さんからだそうです。
日本水泳界のレジェンド北島康介さんにあやかり、「世界で活躍できる存在になってほしい」と名付けられたそうです。
また、憧れのプロ野球選手は野茂英雄氏となると、やはり将来の夢は「メジャーリーガー」ですね!
しかも、ワールドシリーズのMVPまで狙っているというからスケールの大きな選手ですよね!
関戸康介の出身小学校
関戸選手の出身小学校は、佐世保市立広田小学校です。
その広田小学校1年生の時から「セインツジュニア」で野球を始めていて、小学6年生の時には「ホークスジュニア」のメンバー入りも果たしています。
そして、2015年に「NPB12球団ジュニアトーナメント」のメンバーとして出場し、小学生ながら129キロをマーク、早くからその才能に注目が集まりました。
その時の映像が下記にありますよ!
関戸康介の出身中学校
関戸選手の出身中学校は、明徳義塾中学校です。
小学校卒業後地は、地元の長崎県を離れ、明徳義塾中学校へ進学。
明徳義塾中学への進学理由は、小学6年生の時に明徳義塾から誘いがあったことがきっかけだそうです。
関戸選手は、小学校6年生のときから既に「甲子園」と「プロ野球選手」という2つの明確な将来の目標を立てていて、高いレベルにある環境でプレーすることを求めていたそうです。
小学生から明確な目標を持ちつつ、それをしっかりと行動に移すことできるというのは本当に凄いと思います。
そして、進学した明徳義塾中学校では、3年生の夏に全国大会で準優勝。
関戸選手は、その中学3年生の時点で、なんと球速が146キロを記録するなど、当時から抜けたセンスを見せています。
さらに、「ミライ☆モンスター」や「ビートたけしのスポーツ大将」などのテレビ番組にも将来有望な中学生投手として紹介されるようになりました。
しかし、関戸選手は明徳義塾から地元の中学校に戻る決意をします。
その理由は、明徳義塾は中高一貫校であるため、高校も明徳義塾高校で過ごさなければならないということがあるから。
関戸選手には「高校生になったら自身の更なる成長のために、別の高校で野球をしたい」という気持が強く、そのため中学3年の11月、地元の中学校に戻り、高校受験に備えることになりました。
その地元の中学校は、佐世保市立広田中学校です。
そして、受験することになった高校が「大阪桐蔭高校」ということになります。
大阪桐蔭を選んだ理由は、「春夏連覇している学校。自分をさらにレベルアップするには、環境を変えていくしかないと思いました」とコメントしています。
さらに「どういう進路なら自分が一番、成長できるか。それを優先して考えて、大阪桐蔭に一般受験で入学しました。意思決定はすべて自分ひとりでしました」ともコメントをしていて、関戸選手の意志の強さが伺えますよね。
しっかりと自分の考えを持っていて、一手先を読んで行動に移していますし、関戸選手の人としてのポテンシャルの高さを感じます。
関戸康介の高校での経歴
関戸選手の在学している高校は、大阪桐蔭高等学校です。
明徳義塾も野球をする上では、環境は素晴らしかったはずですが、現状に満足せずにより高い環境を求めて大阪桐蔭へ進学となりました。
また、野球だけではなく、勉強の面でもしっかりと上を目指したいことも理由の一つのようで、大阪桐蔭高校は進学校としても知られていますので、関戸選手にとっては理想の高校だったようです。
関戸康介の大阪桐蔭高校1年時の経歴
関戸選手は1年生の秋から控えとしてベンチ入りを果たしています。
大阪府大会の3回戦にリリーフとして初登板し、2回を3三振無失点抑える好投を見せ、続く近畿大会でも智弁和歌山高校に対し、2回を無失点で抑え、勝利に貢献しています。
関戸康介の大阪桐蔭高校2年時の経歴
2年生になると、春は指の骨折もあって実戦から離れていましたが、夏の選抜予選の5回戦で、宮太子高校戦で自己最速となる154キロをマーク。
ここまでは試合でもそれなりに安定して好投していましたが、その後に右股関節痛によって調子を落としてしまします。
結局、その影響もあり、2年時の秋はわずか4試合7回の登板でシーズンを終えてしまいました。
関戸康介の大阪桐蔭高校3年時の経歴
3年生になると、春の選抜に背番号10で出場し、全国デビューを果たします。
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1回戦は智弁学園との対戦でしたが、1回1/3を投げて「3四球4暴投」という今までにないような投球で制球に苦しみ、3失点で降板させられてしまいます。
その時の防御率は6.75。
この日の投球に関して関戸選手は、
「自分の中で勝負していて、対打者として見られていなかった。申し訳ない気持ちでいっぱい。粘れなかったのが一番の敗因」
出典:スポーツ報知
とコメントしていました。
なんとか立ち直りのきっかけを掴みたいですよね。
そうした中で迎えた夏の大阪府大会ですが、関戸選手は背番号11でベンチ入りはしているものの、登板の機会はなし。
今大会でもベンチ入りはしていますが、まだ登坂の機会はありませんよね。
現在の状態に関しては、大阪大会後の取材に対して、
「良い状態ではありません。状態が上がっていないです。154キロを出したときのような指のかかりとか感覚が今はない。今は上がりかけ、ぐらいです」
出典:中スポ
と答えていて、指の骨折後の影響がまだ残っているような感じですね。
指のかかりとか感覚的な部分は、怪我が治っても完全に戻るまでは時間も掛かりそうですよね。
この夏の甲子園の舞台で、復活した関戸選手のピッチングを見たいところですが、ここを乗り越えてもらって、是非復活を願いたいものです。
関戸康介の進路は?ドラフト候補の可能性は?
まだ、甲子園での戦いは続いていますが、ここでは関戸選手の進路やドラフト候補としての評価がどうなのかを見ていきたいと思います。
3年時は、春の選抜で全国デビューを果たしますが、「3四球4暴投3失点」と良い所もなく終わってしまったので、スカウトからのコメントも4月が最新の情報となっています。
その評価を見ていきます。(※今年1月~4月までの情報)
- オリックス(牧田副部長):「春の府大会、夏と引き続き、調査を進めていきたいです」
- 巨人(榑松アマスカウト総括):「投げっぷりがいい。要所でスピード、キレのあるボールが来ていた」
- MLBロイヤルズ(大屋博行国際スカウト):「2番手の関戸君も意気込みすぎたが、本来は球を押し出す感覚に優れ、球足が長い投手。松浦君ほど長身ではないのに150キロ超を投げるのは、体のバネが強く、効率よく投げている証拠だ」
- 巨人(渡辺スカウト):「直球の強さ、速さ、キレが魅力。(楽天の)則本昂みたいになってくれたら」
- 阪神(渡辺スカウト):「これだけ変化球でストライクが取れたら十分。真っすぐもセンバツまでに上がってくると思う」
- ロッテ(三家スカウト):「真っすぐは力強いし、変化球もいい。ポテンシャルが高い、持っているものは素晴らしい」
- ヤクルト(阿部スカウト):「大柄なタイプじゃないけど、力強い球を投げられるポテンシャルがある。初めての対外試合でもしっかり投げられている」
- 千葉ロッテ(永野プロアマスカウト部長):「みんな(松浦・関戸・池田)ポテンシャルが高い。球速も(今年のドラフト候補では)かなり上位」
スカウトのコメントを見ると、関戸選手に対する評価が高いことが分かります。
出来れば、この夏の甲子園で復活となれば良いのですが、そうでなくとも今後復活すれば、再びスカウトの注目も集まり、ドラフト候補として指名される可能性も高くなるでしょうね。
関戸選手の将来の夢は、「メジャーリーガー」であり、「ワールドシリーズのMVP」ですから、それに向かって頑張ってもらいたいですね。
まとめ
今回は、「出身中学や小学校など経歴は?身長や体重などプロフィールを紹介!」と題して、お伝えしてきました。
小学生の頃から、野球関係者からの評価も高く、将来が期待されている関戸選手ですが、高校に入学後は度重なる怪我に悩まされ、思うような投球が出来ずに苦しんできました。
この夏の甲子園ではベンチ入りをしていますが、まだ登坂の機会はありません。
なんとか復活したその姿を見たいところですが、そのためには大阪桐蔭高校が勝ち進むことが重要ですからね。
その勝利を願いつつ、関戸選手の活躍にも期待したいと思います。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。