2018年の平昌オリンピックの女子スピードスケート500mで金メダルを獲得した、小平奈緒選手(以降「奈緒」と記載)。
北京オリンピック2022では、連覇をかけた500mは残念ながら17位に終わりましたが、一体どんな選手なのでしょうか?
今回は、奈緒選手のプロフィール、出身中学・高校・大学、家族構成、主な戦績をご紹介していきます!
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小平奈緒のプロフィール
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- 名前:小平 奈緒(こだいら なお)
- 年齢:35歳(2022年2月現在)
- 生年月日:1986年5月26日
- 出身:長野県茅野市
- 身長:165cm
- 体重:60kg
- 血液型:A型
- 所属:相澤病院
- 趣味:日向ぼっこ、お散歩、語学(オランダ語)、料理、コーヒー
- 出場種目:スピードスケート女子500m・1000m
奈緒選手は、2人の姉に付いていく形で、3歳の頃からスケートを始めました。
小学校を卒業するまでは、父親に教えられて練習していたようですが、スケートにのめり込むきっかけとなったのは、小学5年生の2月に開催された1998年長野オリンピックだったそうです。
女子500m銅メダルの岡崎朋美選手や、男子500m金メダルの清水宏保選手のレースに感動を覚え、スケートが中心の日々を過ごすようになったんだとか。
そして、中学生の頃には、全国大会で優勝するほどの実力を身につけ、高校生になってからもインターハイに出場し、スピードスケート500mと1000mで優勝し、2冠を達成。
さらに、大学生の時にも様々な大会で優勝を飾っています。
大学卒業後は、相澤病院にスポーツ障害予防治療センターのスタッフとして採用されていて、「長期出張」扱いとしてスピードスケートの練習に打ち込みながら、医学面でもサポートも受けているそうです。
オリンピックには、これまで3回連続で出場していて、2018年の平昌では500m金メダルのほかにも1000mで銀メダル、2010年のバンクーバーでは女子団体パシュートで銀メダルを獲得するなど好成績を収めています。
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小平奈緒の学歴
ここでは、奈緒選手の学歴について見ていきます!
小平奈緒の出身中学校
奈緒選手の出身中学は、茅野市立北部中学校です。
出身が長野県茅野市なので、実家から近い学校だと考えられます。
中学校時代は、部活とスケートクラブの2か所で練習をしていたそうで、冬は茅野市のリンクと岡谷市のリンクで2部練習をしていて、帰宅は夜11時というハードな日々を過ごされていました。
その成果もあって、中学2年生の時、スピードスケート500mの中学記録を更新し、全日本ジュニアスプリント部門初の中学生王者に輝いています。
小平奈緒の出身高校
出身高校は、伊那西高等学校です。
高校を決める際には、強豪校からの誘いが数多くあったそうですが、地元の伊那西高校に進学しました。
1年生のときはコーチの家に下宿、2・3年時はアパートで一人暮らしをしていて、朝~夜と練習に明け暮れていたそうです。
ちなみに、この高校にはスケート部がなかったので、同好会として活動していましたが、インターハイにも出場し、スピードスケート500mと1000mで優勝しています。
また、全日本ジュニアスピードスケート選手権大会でも優勝するなど目覚ましい活躍を見せていました。
小平奈緒の出身大学
出身大学は、信州大学教育学部です。
奈緒選手は、信州大学へは推薦入試で入学しています。
清水宏保選手を科学的アプローチからサポートして金メダル獲得へと導いた結城匡啓コーチが信州大学で指導しているのを知って、高校1年生の時から推薦入試で信州大学へ進学する計画を立てていたんだそうですよ。
そして、内申点を上げるために勉強を疎かにしないようにと、授業時間にすべて完結できるように、集中して取り組んでいたんだとか。
それが大学入学後にも活きていて、履修についての特別な配慮は受けずに、一般の学生と同じように単位を取得して卒業しています。
スケートに関しては、1年時から活躍を見せていて、日本学生競技選手権大会に出場すると、500mと1000mで優勝。
2年時には、全日本スピードスケート距離別選手権大会の1000mで優勝、さらに、4年時にも同じ大会の1500mで優勝しています。
学業もスポーツも両立して頑張っていたようですね。
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小平奈緒の家族構成は?
奈緒選手の家族構成は、父(康彦さん)・母(光子さん)・長女(和田 知佳さん)・次女(橋詰 真衣さん)・奈緒さんの5人家族です。
小平奈緒の両親
父の康彦さんは、奈緒選手にスケートを教えていました。
しかし、康彦さん自身はスケートをしたことがなく、トレーニングの知識も持っていなかったそうです。
そのため、奈緒選手が小学校に進学するまでは、近くのスケートリンクで開催されるスケート選手の大会を見に行き、その練習風景やレースを見ながらアドバイスされていたそうです。
康彦さんの教育方針には、子供の好奇心を育ててあげるというものがあります。
子供には好きなことや夢中になれることを見つけてもらい、それを見守ることを大切にしていたそうです。
また、友達をたくさん作るように、とも教えていたそうですね。
母親の光子さんはとても明るい性格で、家族の中ではムードメーカーだったようです。
負けず嫌いな性格でもあるらしく、康彦さんが言うには奈緒選手の性格も光子さん譲りだそうです。
また、家庭菜園が趣味だそうで、奈緒選手におすすめするほどハマっているみたいです。
母「あんた、これ持っていきんさい」
ということで、少し前からベランダメイトになったあまたん🍅
小さな実をつけました👩🌾#あまたん#成長記録 pic.twitter.com/fVC4NCAwML— Nao Kodaira 小平奈緒🍎🐅 (@Nao_kodaira) May 22, 2021
小平奈緒の姉妹
長女の知佳さんは奈緒選手よりも5歳年上、次女の真衣さんは奈緒選手より4歳年上です。
2人とも既に結婚しています。
小学生の頃、2人は奈緒選手と一緒にスケートをしていましたが、小学校卒業とともに辞めてしまったそうです。
奈緒選手の当時のイメージとして、こう振り返っています。
知佳さん:「どちらかといえば、おっとりした感じで、人の後ろに隠れているような子。」
真衣さん:「私は寒くて嫌々だったのに、奈緒ちゃんは楽しくてしょうがないという感じでした。」
スケートを辞めてからは、奈緒選手の出場する大会には足を運び、2人で応援しているそうですよ。
ちなみに、お二人ともご結婚されていて、長女の知佳(現・和田知佳)さんは神奈川県鎌倉市に、次女の真衣(現・橋詰真衣)さんは愛知県豊川市に住んでいるそうです。
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小平奈緒の主な戦績
奈緒選手は、国内外問わず、多くの大会で戦績を残してきました。
今回は特に印象的なレースをご紹介します。
第16回全日本スピードスケート距離別選手権大会(スピードスケート500m・1000m・1500m)
#北京冬季オリンピック
まもなく始まる #スピードスケート 女子500m決勝に臨む #小平奈緒 選手。これまでの軌跡を写真特集で
▶️ https://t.co/6zyosEbgO3写真は、2009年の距離別選手権、女子1000mで優勝し、2冠を達成した小平奈緒選手。 pic.twitter.com/JJkVJia4CA
— 毎日新聞写真部 (@mainichiphoto) February 13, 2022
2009年に開催された、スピードスケートの全国大会です。
この時奈緒選手は、500m・1000m・1500mの3種目に出場し、その全てで優勝しました。
3種目全てで優勝したのは奈緒選手が初めてだったらしく、この大会のおかげで彼女は有名になりました。
バンクーバーオリンピック(スピードスケート1000m・1500m・団体パシュート)
今日は、バンクーバー2010🇨🇦にて穂積雅子さん、小平奈緒選手、田畑真紀選手がスピードスケート女子チームパシュートで銀メダルを獲得した日です👏 pic.twitter.com/Ku4J0tCA6N
— オリンピック (@gorin) February 27, 2021
2010年に開催された、バンクーバーオリンピックのスピードスケートです。
この時の奈緒選手は、1000mと1500m、団体パシュートに出場しました。
結果は、1000mと1500mで5位入賞、団体パシュートで2位になり、銀メダルを獲得しています。
日本女子スピードスケート界としては初めての銀メダル獲得だったらしく、奈緒選手が大いに活躍した大会になりました。
ソチオリンピック(スピードスケート500m・1000m)
◆ソチオリンピックニュース 速報 ◆
スピードスケート女子500m
小平奈緒 頑張るもメダルならず。
5位入賞、よく頑張った。ガンバレ日本! pic.twitter.com/QOgRuAOF5c
— アイドル・芸能 Aid (@gogodoor) February 11, 2014
2018年に開催された、ソチオリンピックのスピードスケートです。
この時は500mと1000mに出場しましたが、結果は5位と13位となり、伸び悩むものとなりました。
特に500mでは、自己ベストに近いタイムを出せたにもかかわらず、世界で活躍する選手との実力差を感じ、悔しさを覚えていたようです。
当時、奈緒選手は日本での練習に励んでいて、オリンピックではその成果を出した上での敗北だったことから、日本での練習に限界があるのではないか、と考えていました。
そこで大会終了後、ソチオリンピックで合計23個のメダルを獲得したオランダに留学し、オランダのチームに所属しながら練習を始めました。
そして、後述する平昌オリンピックではその成果が表れています。
今後の奈緒選手の活躍を左右したかもしれない、大きな決断をさせた大会となっています。
平昌オリンピック(スピードスケート500m・1000m・1500m)
2018年に開催された、平昌オリンピックのスピードスケートです。
奈緒選手は500m・1000m・1500mの3種目に出場しました。
1500mは6位でしたが、1000mは銀メダル、500mは金メダルを獲得しています。
オランダでの日々が実を結んだオリンピックとなっています。
他にも今大会では、当時ライバルだった韓国代表選手の李相花(イ・サンファ)選手との温かい関係性が見られました。
奈緒選手とサンファ選手は、お互いの家に遊びに行くほど仲の良い友人です。
以前から親密な関係を持っていたようですが、世間的に知られるようになったのはこのオリンピックからです。
上の動画では試合が終わった後、お互いの健闘を称えるかのように抱き合い、涙を流す光景が映されています。
これは世界的にも話題となり、2019年には「五輪の遺産を後世に伝える」意味を込めて、2人には韓国友情賞が贈られました。
サンファ選手は現在、既にスピードスケートを引退しています。
しかし、2022年の北京オリンピックでは、スピードスケートの解説者として奈緒選手の応援をするそうです。
2人の温かい友情にも注目ですね。
元韓国スピードスケート代表のイ・サンファさん、親友・小平選手の勇姿に涙😭
そして小平さんから友情の韓国語メッセージ😭😭😭pic.twitter.com/v1dOrvu3qy— 釜山のグルメですかい★ BGスカイ✈ (@BusanGourmet) February 14, 2022
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まとめ
今回は、奈緒選手のプロフィール、出身中学・高校・大学、家族構成、主な戦績をご紹介しました。
様々なスピードスケートの大会で活躍してきた奈緒選手。
オリンピック出場も、2022年の北京オリンピックで4回目となります。
今後の活躍にも期待が高まりますね。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!