柔道は、主に個人戦での階級別に試合が行われるのが普通だと思われるかもしれませんが、団体戦もあるんですよね。
通常、団体戦は男女別々に行われていますが、男女混合での団体戦があるんです。
その混合団体戦ですが、今回の東京オリンピックで初めて採用されることになりました!
そこで今回は、初採用となる柔道の混合団体戦について、ルールや出場選手などを見ていきたいと思います。
東京オリンピック2020柔道男女混合団体戦とは?日程は?

柔道の混合団体は、オリンピックでは初めての種目となりますが、2017年の世界柔道選手権から採用されています。
そう、まだ混合団体の歴史は浅いんです。
東京オリンピック2020での男女による混合団体が開始されることを見越して、2017年から開催となったそうです。
団体戦というと、これまでは男女別々行われていました(オリンピックでは個人戦のみ)が、男女混合での団体戦というのは、他競技でも陸上や競泳のリレー競技で見られるようになってきましたよね。
これも時代の流れ(ジェンダーフリーの考え方等)なんでしょうか?
ちなみに2017年の初採用から前回の2021年(2020年は中止)まで、日本は圧倒的な強さで「4連覇中」なんですよ!
これは、もう「金メダル」を期待せざるを得ませんね(^^♪
日程ですが、柔道の最終日である7月31日(土)11:00~行われます!
競技は個人戦と同様にトーナメント制となっています。
【追記】
日本は、準々決勝からになるので、11時50分頃(予定)に登場します!
※時間は前後する場合がありますので、見逃さないように注意!
東京オリンピック2020柔道男女混合団体戦の放送予定
混合団体戦の放送時間の予定をまとめてみました。
11:00 ~14:30:混合団体準決勝、敗者復活戦まで
17:00 ~19:50:混合団体3位決定戦、決勝
参考にしてみて下さい!
東京オリンピック2020柔道男女混合団体戦のルールは?
ここで、男女混合団体とは「どのように行われるものなのか?」ルールを見ていきたいと思います。
柔道男女混合団体のルール等は以下となっています。
◆実施階級※同じ階級の選手同士が戦う
- 男子:73kg級・90kg級・90kg超級
- 女子:57kg級・70kg級・70kg超級
◆ルール
それぞれの合計ポイント、または勝利数によって決まる。
- 一本勝ち(不戦勝、相手の棄権を含む):10点
- 技ありによる優勢勝ち:1点
- 指導差での勝利:0点
※決着がつかない場合は、ゴールデンスコア(GS)方式の延長戦を行う。
※スコアや指導数が相手より多くなった時点で、延長戦はただちに終了するため、引き分けはない。
※先に4勝を上げれば「勝利」となりますが、勝利数(3勝3敗)ないしは合計ポイントで同点の場合は、無作為に選出された同階級同士による代表戦が行われる。
※個人戦での登録階級と違っていても、階級以下(73kg級に66kg級の選手の出場は可能)であれば出場できます。
混合の団体戦とは言っても、やはり男女・階級による体格差は歴然ですので、当然同階級での試合となり、男子選手は男子選手、女子選手は女子選手との試合になります。
東京オリンピック2020柔道男女混合団体戦の順番は?
混合団体の試合順ですが、抽選で決まるそうです。
2017年世界選手権で初めて混合団体戦が行われた際は、男女各3人が軽量級から順に対戦したそうですが、日本チームは軽量級に優勝者が多くいたこともあり、早々と勝負がついてしまったんだとか。
そうなると面白みに欠けてしまいますし、どの階級から試合が始まるのか分からないように抽選に変わったそうです。
ですが、日本のようにどの階級にも強豪が揃っているチームは、当然有利ですよね(^^♪
それもあって、世界選手権では日本が「圧倒的な強さ」で他国を寄せ付けず、金メダルを獲得しています。
東京オリンピック2020柔道男女混合団体戦の出場メンバーは誰?
出場メンバーについてですが、個人戦に登録している各階級の選手から予想してみます。
◆男子
- 73kg級:大野将平選手(73kg級)・阿部一二三選手(66kg級)・高藤直寿選手(60kg級)の3選手が出場可能ですが、やはり軽量の選手は不利となりますので、大野選手でしょう。
- 90kg級:向翔一郎選手(90kg級)・永瀬貴規選手(81kg級)の2選手が出場可能です。やはり、階級的には向選手でしょうし、個人戦での敗戦に対して井上監督が「彼には『必ずおまえに(31日の混合)団体で金をとらせて帰らせる』と伝えた」とありますからね。
- 90kg超級:原沢久喜選手(100kg超級)・ウルフアロン選手(100kg級)の2選手が出場可能です。階級を考えると、原沢選手でしょうが、金メダルを取ったウルフ選手を使う可能性も。しかし、向選手と同様に原沢選手に金メダルを取らせるために出場させるかもしれませんね。
◆女子
- 57kg級:芳田司選手(57kg級)・阿部詩選手(52kg級)・渡名喜風南選手(48kg級)の3選手が出場可能ですが、おそらく階級的には芳田選手でしょうか。調子が良ければ、もしかしたら阿部選手が出てくるなんてことも・・・
- 70kg級:新井千鶴選手(70kg級)・田代未来選手(63kg級)の2選手が出場可能です。ここも、階級を考えれば新井選手となりそうです。
- 70kg超級:素根輝選手(78kg超級)・浜田尚里選手(78kg級)の2選手が出場可能。おそらく本命は素根選手ですが、浜田選手も過去の団体戦で実績があります。素根選手の体調次第では浜田選手の可能性もあるかもしれません。
それぞれの階級ごとに予想してみましたが、その日のコンディション次第で変わる可能性もあります。
また、前回の世界選手権では、個人戦に出場していない選手が混合団体戦に出場することもあったので、個人戦に出場した選手のコンディション次第では控えの選手が出てくる可能性もありますね。
ですが、日本はどの選手が選ばれても勝てる実力はありますし、層が厚いのが「強み」。
世界選手権では4連覇していますので、東京オリンピックでも「金メダル」を狙ってもらいたいですね!
【追記7/29】
ちなみに、赤文字の選手は、今回の東京オリンピックでメダルを獲得した選手です。
こうしてみると、混合団体戦の全ての階級にメダリストがいる日本チームって凄いですよね!

誰が選ばれるのか楽しみ!
東京オリンピック2020柔道男女混合団体戦の結果
東京オリンピック2020の柔道の新種目「混合団体」で、日本は決勝でフランスに1対4で敗れ残念ながら「銀メダル」に終わりました。
【準々決勝】対ドイツ戦

出典:NHK
【準決勝】対ROC(ロシアオリンピック委員会)

出典:NHK
【決勝】対フランス
準々決勝では、先にドイツに2勝されてしまいますが、その後4連勝で逆転勝ち。
準決勝は、ROCに対して4連勝と圧勝し、良い流れで決勝へと進んだのですが、フランスには1勝のみと残念な結果となってしまいました。
まとめ
今回の東京オリンピックから採用される柔道の男女混合団体戦ですが、世界選手権では既に2017年から採用されています。
日本は選手層も厚く、世界選手権で4連覇しているように、「金メダル」最有力候補!
個人戦では、既に金メダルを8つ、銀メダル1つ、銅メダル1つと素晴らしい成績を上げています!(7月29日現在)
混合団体も大注目の種目ですので、是非見てもらいたいです!












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