北京パラリンピック2022が開幕しましたが、初日からアルペンスキーの村岡桃佳選手が金メダル、森井大輝選手が銅メダルと日本人選手の活躍が目立ちますね。
そこで、その両選手が出場しているスキー競技に注目をしてみました。
今回は、「北京パラリンピック2022スキー競技の種類は?クラス分けや回転大回転スーパー大回転の違いも調べてみた!」と題してお伝えしていきますので、最後までゆっくりとご覧くださいね!
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北京パラリンピック2022スキー競技の種類は?
北京パラリンピック2022のスキー競技は、大きく分けて2つあります。
その2つというのは、ノルディックスキーとアルペンスキーです。
それぞれについて見ていきます。
ノルディックスキー
ノルディックスキーは、パラリンピックでは、クロスカントリースキーとバイアスロンの2競技に分かれます。
- クロスカントリースキー
- バイアスロン
ちなみに、クロスカントリースキーのフリー走法と射撃を組み合わせたものが、バイアスロンです。
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今回の北京パラリンピック2022では、38(男子18、女子18、混合2)のレースでメダルを競い合います。
凄い数ですよね!
それだけ各個人に様々な障害があるということですね。
パラリンピックでは、クロスカントリーとバイアスロンともに、距離別にショート(短距離)、ミドル(中距離)、ロング(長距離)の3種目が実施されます。
そして、障害ごとに立位(スタンディング)、座位(シッティング)、視覚障害(ビジュアリーインペアード)の各カテゴリーでメダルを争います。
アルペンスキースキー
アルペンスキーは、冬の花形競技とも言われていて、スピードと技術力を競う競技です。
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パラリンピックでは、オリンピックと同じく、滑降、回転、大回転、スーパー大回転、スーパー複合の5種目が実施され、技術系と高速系の2つに分かれます。
- 滑降(ダウンヒル)
- 回転(スラローム)
- 大回転(ジャイアントスラローム)
- スーパー大回転(スーパーG)
- スーパー複合(スーパーコンビ)
また、パラリンピックのアルペンスキーは、障害ごとに立位(スタンディング)、座位(シッティング)、視覚障害(ビジュアリーインペアード)の3つのカテゴリー(※クラス分け参照)ごとに分かれて行われます。
さらに、3つのカテゴリー内で、障害の種類や程度、運動機能などによって細かくクラス分けされています。
障害の程度は皆同じという訳ではありませんので、実走タイムにクラスごとに設定された係数(ハンディキャップ)を掛けた計算タイムで順位が決まります。
そのあたりにも注目して競技を見て頂くと面白いかと思います!
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北京パラリンピック2022スキー競技のクラス分けは?
ノルディックスキーとアルペンスキーのそれぞれのクラス分けを見ていきます。
北京パラリンピック2022のノルディックスキーのクラス分け
パラノルディックスキーのクラスは、スプリント(短距離)、ミドル(中距離)、ロング(長距離)の3つあり、さらに立位・座位・視覚障害の3つに分類されます。
【クロスカントリーとバイアスロンのクラス分け】
北京パラリンピック2022のアルペンスキーのクラス分け
そして、アルペンスキーのクラス分けですが、大きく分けて立位・座位・視覚障害の3つのクラスに分類されています。
スノーボード競技と比べると、かなり細かく分かれていますが、最初に行われた冬季パラリンピックでは、2つのクラス(回転と大回転のみ)で実施されたそうです。
各スキーヤーは、医学的評価に基づいて分類されているそうですが、立位クラスは、スキー板の枚数、ストックの本数など障害によって使える道具も違うため、細かくクラス分けされています。
以下が立位・座位・視覚障害のクラス分け表となっています。
【アルペンスキーのクラス分け】
※ちなみにノルディックスキー、アルペンスキーの座位では、それぞれ「シットスキー」、「チェアスキー」を使用します。
どちらもパラスポーツならですし、注目したいですね。
※村岡選手、森井選手はともにアルペンスキーの「座位」の選手ですので、「チェアスキー」を使用しています。
【シットスキー】
【チェアスキー】
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北京パラリンピック2022スキー競技「回転」「大回転」「スーパー大回転」の違いは?
ここでは、アルペンスキーの「回転」「大回転」「スーパー大回転」の違いを見ていきたいと思います。
以前から、どの種目も「回転」との名前が付きますし、どんな違いがあるのか筆者自身も気になっていたので、この機会に調べてみました。
アルペンスキーには、5種目があり、技術系と高速系の2つに分けられると先ほども書きましたが、
技術系の種目が「回転」と「大回転」です。
- 回転:コースに立てられたポールの間を細かくターンしながら滑っていく競技。
- 大回転:旗門を縫うように、大小のカーブを描きながら滑り降りる競技。
旗門は以下の画像にある旗竿のことで、その間を選手が通過していきます。
また、高速系の種目は、「スーパー大回転」「滑降」「スーパー複合」の3つです。
- スーパー大回転:大回転と同様に旗の間を滑り降りる競技で、旗の数が少なく、カーブも緩やかなため、大回転よりスピードが出やすい。
- 滑降:ダウンヒルとも呼ばれ、とにかくスピードが魅力の競技。
- スーパー複合:回転とスーパー大回転の2本のレースの合計タイムで競う競技。
以上から、「回転」と「大回転」は旗門の間をただ滑りぬくだけでなく、いかに正確にカーブを曲がれるか技術的な要素が高い種目です。
一方、「スーパー大回転」は、旗門の数が「回転」や「大回転」よりも少ない分、スピードを競いますが、カーブも正確に曲がる必要がある種目となっています。
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まとめ
今回は、「北京パラリンピック2022スキー競技の種類は?クラス分けや回転大回転スーパー大回転の違いも調べてみた!」と題してお伝えしてきました。
初日から日本人選手が大活躍をしている北京パラリンピック2022。
まだまだ競技は始まったばかりですので、今後の日本人選手たちの活躍が楽しみですね!
是非、皆さんで応援しましょう。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。